ごんぎつね 4
兵十は、おっかあが死んでしまってはもう一人ぼっちでした。「おれと同じ一人ぼっちの兵十か」ごんはうなぎのつぐないに、山で栗をひろってこっそり入口におきました。次の日も、その次の日も、栗や松たけを持って行きました。