ごんぎつね 6



あくる日もごんは、栗をもって行きました。兵十は、ごん狐に気づくと、火縄銃をとってうちました。「おや、ごんお前だったのか、いつも栗をくれたのは。」ごんはぐったりと目をつぶったままうなずきました。