6年生は、避難所運営ゲーム(HUG)を体験しました。
半田VCの会の方に来ていただき、クラスごとに行いました。小学校6年生は、災害が起きた際には、地域の中では十分活躍する年齢です。避難所運営ゲームは、避難所に多くの人が集まってきたとき、どんな家族構成なのか、配慮することは何かなどを把握して避難所のどこを自分たちの居場所とするかを考えていくものです。
まずは通路を決めます。東日本大震災のとき、通路を決めずとにかくどんどん避難する人を体育館の中にいれてしまったので、トイレにいくときに大変になるなどのことがおこったそうです。5つのグループがそれぞれの通路を考えていました。
カードについての説明があり、2~3人でどの場所に避難させるとよいかを考えます。
例えば、家庭の事情として
①テントを持参。校庭のどこに張ればよいか。
②妻は妊娠6ヶ月。猫をつれてきた。 ③生後10日の乳児を連れている。
④長男が高熱。インフルエンザの可能性がある。
⑤一人暮らしの高齢者。認知症の疑いがあり犬と避難
など12の実践を行いました。
家族の状況が書いてあるカードを話し合いながら避難所においていきます。
最後は各班の代表から、自分たちが考える際に一番困ったことを発表しました。
そのことについて、他の班はどう考えたかの意見を発表しました。
班によって、1つの家族についての考えが異なることがわかりました。
何がいいというのは難しいです。
ただ、様々な意見があること、他の人の意見に耳を傾けてよりよい方策を考えることができた1時間でした。まとめとして、VCの会の方から次のお話をお聞きしました。
①災害がおきた場合、まずは自分の命を守ること
②避難所は長期になることもある。自分たちは子どもだと何もしないのではなく、自分たちができることを考えてやること。
③地域の人と顔見知りになるために、「あいさつ」をすること。
④日頃からできる備えはなにかを家族や自分自身で考えておくこと。
6年生の児童がいるご家庭では、ぜひ今日の防災学習について話題にしてみてください。
★12月1日(日)は、半田市総合防災訓練が亀崎中学校区で行われます。
主会場は8:30~亀崎中学校です。亀崎小学校では8:30~応急救護所開設訓練を行います。
中学校では、特殊車両展示やブース出展、避難所講座、防災ヘリ展示飛行なども予定されています。
ぜひ、ご家族で防災訓練にご参加ください。